第15回 秋山 幸子 さん 


− 檀家になられたエピソードからお聞かせください。


 うちは、もともとの宗派は真言宗豊山派だったんです。 でも、埼玉の北部ばかりに多くて川口にもあるけど少し遠くてね・・・。 茨城にある従妹の豊山派のお寺さんに川口には豊山派がないので智山派のところでもいいですか? と聞いたら 「同じ真言宗ですから、豊山派でも智山派でも元が一緒ですので大丈夫ですよ」 と言って頂きました。 それから密蔵院にご縁をいただきました。
 実際に墓地の場所を主人と案内された時、石屋さんから、「ご主人は校長先生されているなら ここは安行小学校を向いているので子供たちの歌が聞こえてきていいのではないですか」 ということで今の場所にきめたんです。


− 密蔵院の印象はいかがですか?


 ここは、自然が豊かな所ね。 昔は野鳥の森だったんですよ。 17年前は野鳥が今よりいっぱいいてとても素敵なところでした。 それと安行桜がとても綺麗よね。 私はいつも自然体に生きることが一番だと思うのよ。 ここに来ると自然がたくさんあってそれを意識できるのね。 それにここは生きている人に元気を与えるイベントがたくさんあるのね。 一昨年も節分で年女だから壇上から豆まいたんですよ(笑)。


− 亡くなられたご主人とお寺のエピソードなどありますか?


 このお寺の自然をとても気に入っていましたね。 それから教養を高める美術館もすごく気に入ってたの。 主人は鎌倉彫をやってたので、絵心があったので、ここの展示をとても楽しんでいましたよ。


− 旦那さんとよくお寺に足をはこばれたのですね。 ご主人は信心深い方だったのですか?


 普通でしたね(笑)。 主人は こちらに散策して石屋さんに立ち寄って、お茶を飲んで帰って行くのはよくやっていました。 話好きな人でしたからね(笑)。 でも、話題性は私よりすごい人で、私は主人の影響で学がついたから・・・やっぱり本をよく読む人には叶わないのよね(笑)。


− お寺に対して要望などありますか?


 もう少しPRしたほうがいいかしらね・・・もっと、あたしみたいなパワーがある檀家からPRすることが大事よね(笑)。 これからも、お寺が発展するのを檀家として望んでいますよ。 それと、菩提寺は、遺族にとって生きる力を与えてくれるところだと思うの・・・ここにお参りするとね、自然と "生きててよかった" って生きる力をいつも与えてくれる場所なのよね。 そういうところをもっとPRしたほうがいいと思うの。
 密蔵院はね、亡くなった方の供養だけじゃなくて、イベントでも遺族に元気を与えている場所だってことをもっとPRしたいですね。


− 他の檀家さんにメッセージなどはありますか?


 やっぱり檀家さん同士のイベントをもう少し多くして これからもっと交流したいですね。


− お話をお伺いして思うのですが、秋山さまとてもお元気ですよね。


 125才クラブっていうのに入ってるんですけど(笑) 生きてる以上は楽しくなきゃダメだからプラス思考でいくにはどうしたらいいか? 長生きするにはどうしたらいいか? いつも考えているのよ。
 私は昔、大学病院の婦長をしていたんですけど、患者である旦那さんがなくなるときに 奥さんが泣いていますね。 その時いつもお話ししていたことがあるんです。
 「あなたの旦那さんがお母さんのお腹の中にいる前はドコにいたと思いますか?」って聞くの。
 「星から来たんですよ。 それは美しい星だったと思います・・・だから今旦那さんはまた星に帰ったんです」
 それは、般若心経の本読むとわかるの。 土からきて土に戻るのは般若心経の言葉なんですよ。 でも土から来て土に戻るんじゃなんか泥臭いっていうか現実味を帯びているから私は星にして話すのね(笑)。 ロマンがあるからそれもひとつよね(笑)。
 それから 人には、「何年何月何日に生まれて、何年何月何日に旅立って定命(じょうみょう)が、あらかじめ決められているのよ」 って言ってあげていたの。 だから主人が亡くなったときも、こういう指導をしてたことを思い出して私自身もそんなに落ち込まないようにしたんです。 いつも、前向きに考えていくことは、とても大切なことよね。


− 本日は、元気をいただけるお話しをありがとうございました。