◆新春特別大護摩供のご挨拶(2017年1月1日)

密蔵院住職 山口正純


 平成29年 正月元旦の新春大護摩供を執り行わさせていただきました。
 このように御堂が大変小そうございますので皆様方には大変ご迷惑をおかけしております。
 皆様方の心願成就を心よりご本尊さま、大日如来 不動明王様にご祈念をさせていただいたところでございます。
 この御堂ができまして、かれこれ20年いたしますが、毎年毎年、お正月は、今日の0:00に元朝護摩 そして、ただいま9時にお護摩ということでご眞行させていただいております。 いつも、同じようなことを言っていますが、我々の気持ちというのは、この日本と 世界が平和でありますように、そして、自分たちの生活が無事でありますように というその気持ちをもって護摩修行させていただいておりますけれども、なかなか世の中は思うようには進んでいないようです。
 振り返って、昨年 4月14日だったと思いますけれども熊本で大きな地震が勃発して、多くの尊い人命の損失、あるいは被災者をだし、多くの大切な財産を失ったわけでございます。 そのあと続いて鳥取県における地震もあり、これもこのように多くの被害をだしたわけでございます。 また、秋からは日本を縦に縦断するような台風が6回も上陸しまして、これまた被害が甚大でありました。 また、海外に目を向ければ、シリアの内戦という問題で、数百万という難民がヨーロッパに避難しました。
 我々が平和でありますように思えば思うほど、それに逆行するような自然界の猛威あるいは戦争、内戦といった悲惨な出来事が絶えないということが現状の世界であるわけでございます。
 申年が去りまして、今年は酉年をむかえました。 平成29年は正式には ひのととりどし といいます。漢字で書きますと  という漢字を使います。 昨日、この丁という字はどんな意味かあるのか漢和辞典を調べましたら、とんかちをもって木をうつ "釘"を表す象形文字を表すようです。 干支で申しますと、"草木が成長して充実した様"を表しているそうです。 また、酉という字は、サンズイがつけばお酒の"酒"という字になります。 木になる果実、果実が熟した状態、すなわち努力が報われることを表すそうです。ようするに丁という字は樹木が成長したさま、そして、酉という字は果実が熟した状態で努力が報われる。 皆様方が日々、心血を注ぎ、ご努力、ご尽力なさされ、その結果が現れる年が、この平成29年の酉年ということでございます。
 どうかその結果がいい結果となって皆様方の元に届きますよう心からご期待をしているところでございます。
 今朝ほど、ある雑誌に俳句で "くちあけて はらのそこまで初笑い" そんな俳句が目に留まりました。 今日は元旦でございます。 どうか皆様ご家族やお友達の皆様と 大きな口を開けて腹の底から笑えるように そんな一年であることを心より念願し、こうしてお寒い中ご参加いただきましたこと重ねて篤く篤く御礼申し上げまして、平成29年度 丁酉年におけます正月元旦の特別大護摩供 以上をもちまして終了いたします。 本日はご参拝、誠にありがとうございました。

合掌 


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