密蔵院/年間行事 大般若経転読法要



「大般若経」とは、釈迦滅後5世紀程後に興った大乗仏教の基礎的教義が書かれている長短様々な般若教典を集大成したもので、600巻余の膨大な経典として現在に伝わっています。この大般若経典は西暦150年頃に現在の形の原形が成立し、サンスクリット文字にて文書化され、以後長短様々な般若経典へと発展していきました。西暦630年頃、三蔵法師玄奘がインド等へ16年の旅の末、それらの般若経典群を中国へ持ち帰り、更に玄奘自ら翻訳の指揮を取って4年の歳月を掛けて漢訳し、西暦663年『大般若波羅蜜多経』が完成しました。内容は「般若波羅蜜」と訳される「悟りに至る智恵」を説く諸経典を集成したもので、「色即是空 空即是色」、一切の存在はすべて「空」であるという思想を説いているとされています。

この膨大な教典『大般若波羅蜜多経』を完全に読誦することは過去に数例の記録があるのみですが、現在ではお導師が大般若経の功徳を賛嘆し、数人の職衆僧侶が手分けをして経本を虚空にパラパラとめくる転読法要によって伝承されています。転読とは、経本を1巻1巻正面で広げ流し読むことで、それによって清らかな「般若の風」が起きるとされています。この清らかな風にあたることで、昔より七難即滅、七福即生、商売繁盛、如意円満などのご利益があるとされております。


【大般若経の功徳】

 文武天皇の大宝3年(703)、我が国において初めて大般若供養会が行われ大平7年(735年)に大般若の転読会が恒例化されたということが正史に記されています。この経は全てのものは空と云う諸法皆空を説いたものであり、諸仏の智母、菩薩の恵父としての地位を与えられ、全ての経の首位におかれる尊い経典。1部600巻です。その功徳は遍く広く七難即滅、七福即生、商売繁盛、如意円満、その他ことごとく成就せしむると云われ今般當山に於いてこの大般若供養会を再興いたすべく、ここに檀信徒有縁の皆様のお力を持って新規に経典1部600巻の購入を発願いたしました。経典の最後にご奉納者のご芳名、年月日、願文、ご戒名等、謹書いたします。

   ■大般若経 1部600巻(50巻入り木箱12個)

   ■購入総額 金700万円

   ■ご志納金 1巻 壱万円(複数巻お申し込み可)


おかげさまで、定数に達しました。
皆様のご支援、ご協力誠にありがとうござました。 合掌


2006年 大般若経転読法要の風景


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