銘銘掃掃(めいめいはくはく)


「春彼岸によせて」


 当山は春の彼岸、桜の開花と同時に一週間の幕を開けました。お中日(春分の日)には、あいにくの雨天では有りましたがご参拝の壇信徒の方々、お花見の人々、境内には多彩なお店も出店しご本尊さま、ご先祖さまのお参りの後、花より団子と思い思いに春を堪能されたことでしょう。境内もこの時節が一番華やぐ時、ご本堂に於いてはご詠歌とハープのコラボレーションによるコンサート、ギャラリーでは、日本絵画展、境内の一角を設営しての琴演奏会等々多くの企画も実行致し多くの方々のご縁を頂きました。

 思えば桜の花が咲くには勿論桜の木という「因」が必要ですがそれだけでは花は咲きません。桜木に水を与え気温も適度に有り、又時々手入れを施し、各々の諸条件が整った時、見事な花をつけ多くの方々に喜びを与えてくれるのです。この諸条件を「縁」といっております。今、テレビのお笑い番組の中で、パンツ一枚の裸タレントが「そんなの関係ねぇ」とギャグを連発して躍りまわっておりますが、彼があの番組に出るまで又、出ている内中、どれ程、多くの人々のご縁を頂いていることでしょう。
「そんなの関係ねぇ」
とんでもない「そんな訳ねぇでしょう」であります。すべてが縁なのです。
 春の彼岸、浮かれているだけでなく、今一度、自己のよって立つべき「因」「縁」を考えてみてはいかがでしょうか。

合掌