一休入魂

2006年冬

第2回:ヒートアイランド


 近年、地球温暖化が進み、自然界の事象や我々の生活にも多くの影響を及ぼすようになってきました。そんな中、東京都は来年度から十ヵ年構想のもと、都内約2000校ある公立小中学校の校庭すべてを緑地化(芝生)することを決めたそうです。とてもすばらしい事だと思います。地球温暖化対策もさることながら、子供たちが芝生の上で遊ぶ、寝転ぶ、芝の匂いや感触を体感する、とても良いことだと思います。
 安行という地域は、昔から植木産業が盛んな土地であり、多くの緑が今なお残リ、四季の移り変わりを感じさせてくれます。そんな安行で私が幼稚園の頃「裸足教育」というのがありまして、園庭で遊ぶときは必ず裸足でなくてはなりません。その為、幼少期は芝生の上を裸足で駆け回り、寝転がったり、とても懐かしい思い出があります。今の子供達はどうでしょう?公園で遊んでいる子供達(小学生)を見かけますか?最近はメッキリ少なくなった気がします。子供達の遊びの主流はTVゲームです。画面の中の仮想の世界が遊び場です。匂いも、感触も、感情すらない世界です。そんな子供たちが自然に安らぎ、大切さを学ぶきっかけになるのではないかと思います。緑という色は目を癒し、心を安定させる効果があるといいます。そして、芝生は生き物であり管理をしっかりしないとすぐ駄目になってしまいます。見て、触れて、そして責任をもって手入れをする。そうなれば、ヒートアイランドの緑地化だけでなく、子供達の心の緑地化にもなるのではないでしょうか?地球温暖化対策としての緑地化計画にも、そんな効果を期待したいと思います。

合掌